2016-12

仙厓とアレシンスキー展

この秋、行きたい展覧会が目白押しで時間を作るのも一苦労。満員電車や交通渋滞でうんざりすることも多いですが、色々な展覧会がそこかしこで開催される季節は、東京にいるメリットを特に享受できるひと時でもあります。

もう終わってしまいましたが、11月13日まで出光美術館で開催されていた「大仙厓展」は楽しみにしていた展覧会の一つでした。
2016仙厓

仙厓は「可愛い」禅画として最近とても人気がありますが、この筆のタッチや何気ない線がなんとも言えない温かみのある味を出していて、私ににとっては、究極的にはこういう絵が描けたらいいなと常に思っている大師匠。出光美術館は膨大な仙厓コレクションを所有しているので、度々仙厓展を開催しています。確か前回は2013年でしたが、今後も開催されると思うので、機会があればぜひ仙厓の素朴だけれども人の心を打つ書画をご覧になってみて下さい。

そして、そんな仙厓を師と仰いでいる、ベルギーの現代美術を代表する画家であるピエール・アレシンスキーの展覧会が、12月8日まで渋谷の文化村で開催されています。

http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/16_alechinsky/

日本の書にも大きな影響を受けたと言われるアレシンスキーですが、会場には自らが1955年に制作した「日本の書」というドキュメンタリーフィルムが流れていました。篠田桃紅や森田子龍などの書家を映像の残したショートフィルムですが、フランス語のナレーションと、幻想的な現代音楽がバックに流れていて、今までとは全く違う視点から日本の書を眺めているような不思議な感覚になりました。

日本・ベルギー友好150周年を記念した日本初の回顧展ということで、広い会場はアレシンスキーの大作で埋め尽くされていてかなり見応えがあります。

アレシンスキー

文字や言葉にこだわりが強く、手紙や書類、地図、航海図など、文字のある反故紙を使ってたくさんの作品を制作しています。
アレシンスキー3

展覧会最後の部屋で流れていたアレシンスキーのインタビュー映像も、作品制作風景やアトリエの様子がわかってとても面白かったです。アレシンスキーは中国画宣氏や和紙なども使って作品を制作していますが、キャンバスの上に紙を裏打ちしているところが写されている場面があり、日本では通常水墨画や書道作品は通常表具屋さんにお任せしてしまうので、どうやるのかとても興味が湧きました。

アレシンスキーは89歳を迎える現在でも精力的に作品を発表し続けているとのことで、同じ時代に今も生きている偉大なアーティストの作品を見ることができ、感動もひとしおでした。


会長講演会~名車フェアレディZ物語~が開催されました。

11月20日、明治大学にて、会長講演会~名車フェアレディ物語~が開催されました。

弊会の植村斉会長は、会長就任前は日産自動車に勤務しており、フェアレディZの設計責任者として開発を担当した経歴があります。そのような経歴から度々講演の依頼が舞い込みますが、この度は明治大学の教室を会場に、スポーツカーの歴史と、フェアレディZの開発について約1時間半の講演が行われました。

Z講演会

前半は1700年代の蒸気機関車の発明から始まり、戦前・戦後の欧州と日本のスポーツカーについて、後半は貴重な裏話なども交えながら初代Zの開発についてで、スライドを使用しながら、スポーツカーのことを知らない人も興味を持って聞ける内容で進められました。

質疑応答では、「開発当時の他社の反応」や、「他の売れた車では何が印象に残っているか」などの質問があり、フェアレディZがポルシェ911をベンチマークにして開発されたことや、今のフェアレディZは、開発当時の「高いお金を払わなくても、庶民に手が届く、性能のいいスポーツカーを作る」という目的とは全く違う、数百万もするスーパーカーになってしまったけれども、マツダのロードスターのコンセプトは当時のフェアレディZ似ていると思うなど、興味深い話を聞くことができました。

当日は、Zファンクラブの方が、初代フェアレディZに乗って会場までいらっしゃっていました。
Z講演会2

ボンネットには会長のサイン入り:)
Z講演会3

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清和書道会は、書道の研究と普及を目的として、昭和24年に書家の植村和堂によって創設された書道会です。清和書道会HPはこちら

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