FC2ブログ

2021-04

4月事務局だより

*3月21日(日)中央区立産業で毎日書道展下書き会がありました。コロナ禍の中でこのような行事は久しぶりだったので、参加者が集まるかどうか懸念がありましたが、50名ほどの参加者がありました。新型コロナ感染拡大防止のため家で書いてきた作品の添削を主としましたが、書くスペースは広いので現地で作品を書いている人もおりました。添削は楢原先生、小林先生にお願いし、作品仕上げのための貴重なアドバイスを頂きました。

*令和3年の一般社団法人せいわ会の会員に150名の方が参加していただき、ありがとうございました。参加していただいた方には会員名簿、会員証お送りします。4月中旬になっても届かない方は本部にお知らせ下さい。

12609B73-386E-4910-AEB4-6DC55B474C48.jpeg

3月事務局だより

新年度より、清和誌掲載の半紙草書と隷書のお手本が変わります。

草書は王羲之の尺牘から、孫過庭の書譜になります。書譜は有名な草書のお手本で、多くの書家が臨書していますが、和堂先生の書譜は端正で誰にもでも親しみやすく、お手本としては適しているのではないでしょうか。原帖と見比べながら勉強してみて下さい。

隷書は乙瑛碑から、封竜山碑になります。河北省の封竜山で古代から行われていたお祭りが途絶えていたのを、後漢に復活した際に建てられて碑です。書風は豊かでのびのびとした中に、素朴さと豪放さを備えています。原碑は傷んでいますが、和堂先生がわかりやすく解釈して手本を書いています。

植村斉最高顧問エッセイ「グッバイ!マイ・フェア・レディ

私の愛車は98年型フェアレディZ。DOHC,V6,3000CC、230馬力、5段変速機、ハイオク指定。まあバブル期の申し子のような車です。

3B7DD8B3-F395-43BC-8197-5ECBD6DE3ED5.jpeg

最近はめっきり乗る機会が減りましたが、月に一度は洗車してワックスをかけ、バッテリーの充電は怠らず、何時でも飛び出せる準備を怠りませんでした。時々中古車業者の「高価買取」といったチラシがワイパーに挟んでありましたが、見つけ次第取り除いて屑籠に放り込みました。 

状況が変わったのは昨夏のこと。娘夫婦に誘われて秋川渓谷にピクニックに行き、ワインセラーで昼食をとり、ほろ酔い気分でお寺の階段を駆け上ったところ目がくらみ、参道に蹲ってしまいました。救急車で最寄りの病院に担ぎ込まれて検査を受けた結果、緊急性のある疾患はないと診断され家に帰ることが出来ました。心配だったので、翌月近所の病院で健康診断を受けましたが、「心房に細動があります。失神して転倒する危険性が大きいのでペースメーカーを埋め込みます」と宣告され、そのまま入院して手術を受ける事になってしまいました。

その後「第一級身体障害者手帳」を交付され身障者となりました。日常生活には特に支障はないのですが、左手を上にあげるなとか、自動車のエンジンのプラグ部分、充電器、通信機器といった強い電波の出る所には近づかないようにと言われました。

家内は手動変速機を嫌ってフェアレディには全く乗ろうとしないし、車をいつまでも置くのもどうかと考えはじめ、一体いくらくらいで売れるものか、中古車価格を調べてみました。

最初の業者の担当者は「市場価格はせいぜい10万か15万円ですが、幾らなら売りますか」と繰り返し、買取り価格を言わないのでお引き取り願いました。翌日やってきた業者は「現在の取引価格はこんな感じです」と相場の一覧表を見せてくれたのですが、やはり予想より遥かに安かったのでお引き取りいただきました。愛車をそんな値段で手放すくらいなら、今まで通り洗車とバッテリー充電を繰り返しながら永久保存しようと思い直しました。

2~3日経って、最初の業者の上司の支店長という人が来て「あなたの車をどうしても欲しいというお客様がいらっしゃいます。以前日産の追浜工場にお勤めだった方なので、きっと大切に使っていただけると思います」との一言にホロリときて、売却を承諾してしまいました。

*************

1990年、私はそれまで勤めていた日産自動車から子会社の日産車体に移籍しました。この会社は日産系の商用車や、スポーツカーのフェアレディ、マイクロバスといった非量産車を作っていました。此の頃日産自動車は、バブルが弾けた影響か経営的に苦戦していました。1995年の暮れに社長室に呼ばれ、社長から「3列シート、7人乗りの大家族向け乗用車をうちで開発出来ないか」と相談を持ち掛けられました。この種の車は、日産はキャラバン、トヨタにはハイエースがありましたが、いずれも荷物と多人数輸送を目的とした業務用の車でした。「トヨタで多人数向けの乗用車を検討しているらしい。出来ればトヨタより先に市場に出したい」とのことでした。もともとキャラバンの車体は日産車体が開発したものだし、乗用車として居住性や操縦安定性を向上させるには、前輪を少し前に出してホイールベースを伸ばし、前輪懸架装置を新設すればよかろう。それ位なら十分対応できると考え、引き受けました。

この話を持ち帰ると、開発陣も新しい乗用車を自分たちの手で開発できるというので大いに盛り上がりました。途中紆余曲折はありましたが、この新しい多人数乗用車「エルグランド」は、開発をスタートしてから17ヶ月後の1997年暮れに発表・発売にこぎつけました。

20C0505C-ED0C-415C-A345-0B38E48BA14C.jpeg

対抗車のトヨタ・アルファードが発売されたのは2000年の6月ですから、だいぶ先行出来たことになります。発売後の評判も上々で、月販1万台を越え、一時期は販売台数がアルファードを上回ったこともありました。

しかしこの程度では日産の大幅な業績改善はとても望めないので、日産車体の設計部隊は日産自動車の設計に吸収合併合され、フェアレディZも生産中止が決まりました。私は1998年の6月に日産車体を退いたのですが、退任の際退職金をはたいてフェアレディZを買いました。私の車は最後から何番目かで、生産ラインにあるうちから念入りに作ってくれたそうです。

その後日産は、フランスの国営企業ルノー公団と業務提携し、1999年にルノーから派遣されたカルロス・ゴーン氏が日産自動車のCOOに就任して、徹底したスリム化、合理化で日産の経営を立て直しました。

*************

1960年に私は日産自動車に入社し、小型乗用車の設計部門に配属され、シャシー部品の設計に従事していました。

1967年3月、当時の設計部長は、それまでのフェアレディ―に代わる新しいスポーツカー開発を決意し、そのための組織作りを行ないました。開発総責任者に任命された次長は開発に当たって「この車のメイン市場は北米とし、実用性の高い車として量産し、利益の出る車とする」との基本方針を打ち出し、開発符号を“Z”とすると宣言しました。

設計担当部署は第三車両設計課で、私はここに移籍して車両のレイアウトを担当することになりました。全部で24台の試作車を作り、各種実験を繰り返しました。総仕上げとして1969年九月から3ヶ月間、試作車2台をアメリカに送り、2万キロに及ぶ路上テストを行ないました。私も参加し、外気温43度のデスバレーや氷点下20度のロッキー山中の雪道などを体験しました。テストの結果はほぼ満足できるもので、年末に日米で発表し、翌年発売に踏み切りました。

021F5BB4-95CB-4BDA-B2EE-707554189518.jpeg

市場の反響は上々で、生産を担当した日産車体では生産が追い付かず、急遽塗装工場と組み立て工場を新設したほどでした。

*****************

自宅での売却手続き当日、中古車業者の支店長は「早速車を購入希望者に見せに行きます。代金は近日中にお宅の銀行口座に振り込みます」と言って、フェアレディZに乗って行ってしまいました。角を曲がって見えなくなる前に急いで写真を撮りましたが、何故かぼやけていました。

門前の駐車スペースはガランとして寂しくなってしまったので、プランターを並べ草花でも植えて飾ろうかと思っています。

14B78FB6-5FC2-48D9-8C68-81186D0ECE57.jpeg

(植村斉最高顧問、元清和書道会会長、清和誌2021年4月号寄稿「書つれづれ」より)

2月事務局だより

*1月8日に首都圏の一都三県に緊急事態宣言が出されました。そのため、2月27日に予定されていた冬季錬成会は中止することになりました。3月21日に行なう予定の毎日書道展下書会と、4月4日に予定している毎日書道展下見会は開催する予定で準備していますが、緊急事態宣言がさらに1ヶ月延長されるなど状況は流動的です。

*令和3年の清和同人会の整理がほぼでき、名簿は清和誌4月号に同封して送る予定です。新準同人が12名入会となりました。

*今年から西日暮里本部で水墨画教室が始まりました。第二日曜日13:00-17:00と、第一、第三月曜日10:00-12:00開催です。詳細、添付サイトご参照下さい。

11月事務局だより

*清和書展の審査は常任理事以上の役員が担当していましたが、審査部より今年の72回清和書展では3密を防ぐため、審査に大勢の人が集まるのは避けて審査員を半分にしたいという提案があり、今回は常任理事以上の50音順の名簿の前半の方に審査をお願いすることになりました。

*清和書展勉強会が9月27日中央区立産業会館で行われました。昨年までは現地で書いていましたが、今回は新型コロナウイルス感染拡大防止のためは添削のみとなりました。それでも例年とあまり変わらない50名ほどの参加者がありました。

2020.Sep.清和展勉強会


(植村正記)

«  | ホーム |  »

プロフィール

清和書道会

Author:清和書道会
清和書道会は、書道の研究と普及を目的として、昭和24年に書家の植村和堂によって創設された書道会です。清和書道会HPはこちら

最新記事

カテゴリ

イベント (65)
お教室案内 (6)
書籍 (3)
展覧会 (80)
事務局だより (28)
作品掲載 (11)
昇段試験 (4)
管理人の日記 (128)
管理人プロフィール (1)
ご挨拶 (3)
未分類 (1)
エクスポート (2)

リンク

このブログをリンクに追加する

検索フォーム