2013-12

1年の成果は…。

今年から始めた書道。
筆を持つのは小学校以来です。

残念ながら、私は祖父に直接書道を教わったことがありません。
今になって「色々教わっておけばよかったなぁ」と思いますが、昔は絵筆を持つ方に興味があっても字はさっぱり。

でも、いくになっても始められ、いくつになっても続けられるのが書道のいいところ。
始めるのに遅すぎるということはないと、半ば強引に自分に言い聞かせ、今年1月からお稽古に通い始めました。
目標は少しでも高く!ということで、何年かかるか分かりませんが、目指せ、師範試験合格です。

清和書道会では、かな、漢字、ペン字部門があり、経験者・初心者問わず、まずは10級からスタートします。
毎月の審査にパスすると、昇級することがでます。

もちろん競書に出さずに自分のペースで学んでいらっしゃる方もたくさんいらっしゃいますが、モチベーションアップのためには競書に出して自分の実力を試してみるのもとてもよい機会です。

私は初心者なので、先生のアドバイスを受け、まずは漢字の楷書と、ペン字からスタートすることになりました。

10級スタート時の作品。
トメ、ハネ、払い、起筆、終筆、とにかく筆の使い方が全く思い通りにいかず、四苦八苦。

半紙1

仕事をしながらなので、忙しい時期には思うように練習できない時もありましたが、幸いよい先生に恵まれ、
この一年楽しく続けることができました。

年末の昇級試験に半切にチャレンジし、ぎりぎり4級を頂くことができました。

半切1

書画に興味があったので、どうせなら一緒に始めてしまおうと思い、書道と同時に、今年は水墨画も始めてみました。

最初の作品。
書道同様、こちらも墨のつけ具合や筆使いなど油絵や水彩と全く違うので、慣れるまで練習が必要です。

蘭

そして、1年後の作品。
ほんの少しですが、墨の使い方に慣れてきて、色も使えるようになりました。

水墨画

継続は力なりということで、来年も少しづつ前進できたらいいなと思います。

今年の4月にブログを開設して9ヶ月、遊びにきて下さった皆様、どうもありがとうございました。
来年も皆様にとってすばらしい年でありますように。

よいお年をお迎え下さい。









年度末レセプション

12月15日(日)、日暮里にあるホテルラングウッドの宴会場にて、清和書道会の年度末レセプションが開催されました。

会のメンバーを対象に開催され、恒例行事となっているこの年末のレセプションでは、お世話になった方々にご挨拶をしたり、一年の活動を振り返ったり、来年の抱負を語り合ったり、会の皆さんの一年の活動を締めくくる賑やかな場となります。

今年の参加は約50名で、副会長の楢原先生のご挨拶、同じく副会長の齋藤先生の乾杯でスタートしました。
今年は、毎日書道会の審査会員に常任理事の加島先生、参与会員に幹事の山崎先生が昇格された旨、楢原先生からご紹介がありました。

2013年末レセプション


着席スタイルのレセプションで、料理は和食のフルコース。
飲み物は、ビール、ワイン、焼酎などの飲み放題。
席は受付の時に引いたくじで割り当てられ、様々なバックグラウンドの方々と交流できるよい機会です。

私の座ったテーブルには89歳の方がいらっしゃいましたが、大変お元気ですてきな方で、何十年も書道を続けていらっしゃるとこのことでした。

会には他にも何十年も書道を続けていらっしゃる方が本当に多く、才能とは努力を継続できることとよく言いますが、それを実行されている方が大勢いらっしゃるのはすばらしいな、といつも思います。


書道のお稽古@割烹料理屋「赤坂しょう山」

先日、赤坂駅から徒歩5分くらいの場所にある割烹料理屋さん「赤坂しょう山」に伺いました。

赤坂しょう山
http://akasakashozan.hannnari.com/

しょう山


東京出身の京都の芸妓さんが、65年前に京都から建築材資材を全て運んで宮大工さんに建てたもらったという3階建ての木造日本家屋は、なかなか現在の東京ではお目にかかれないすばらしい建物です。

2年前にこの場所にオープンした赤坂しょう山は、京都出身のまだ30代の若女将が切り盛りするお店で、お父様は京都の祇園で和山という料亭を営まれています。

1階は庭を眺めながらお食事ができるカウンター、2階は個室、3階はバーになっています。

1階のカウンター席
しょう山2

2階の個室
しょう山5


現在、この建物2階の広間を使って、女将を始め、お店のスタッフの方々が週一度、書道のお稽古をされています。
私の書道の先生でもある、清和書道会理事の佐藤浩苑先生が指導をして下さっています。

私が見学させて頂いた時は、お客様へのお手紙や、仮名の練習をされていました。

しょう山3

女将とお話させて頂いたのですが、独特のプラスオーラを持ったとても魅力的な方でした。
アメリカに留学されていたこともあり、伝統文化の継承に高い関心を持っていらっしゃるとのこと。
外国人の利用客も多いとのことで、このスペースを利用して、将来は書道を始め日本の伝統文化を広げていく場として活用していきたいとおっしゃっていました。

私も通算16年の海外生活を通じて日本を客観的に見る機会に恵まれ、日本のよさを大切にしていきたい、それを多くの人に伝えたいという気持ちは、とても共感することができました。

来年はお客様を対象にランチ付きの書道教室をされるという計画もあるとのことで、とても楽しみです。

こちらのお店は、スタッフも皆さんおもてなしの心遣いが行き届いていて、お料理もとても美味しいです。
板前さんはソムリエの資格も持っていらっしゃるとのことで、和食のお店ですがワインの種類も豊富です。

器や小物もすごく凝っていて、女将のセンスの良さが随所に見られます。

楊枝入れ
しょう山7

〆に出して頂ける、魚の出汁で作ったカレー、絶品です。

しょう山4

夜は少々お高いですが、最近始められたというランチは3500円からなので、赤坂近くにお越しの際にはぜひ足を運ばれてみてはいかがでしょう。

万葉集

今年から始めた大学の通信教育。
昨日、秋に通っていた夜間スクーリングのテスト結果が届きました。

科目は『国文学古典』で、テーマは万葉集。
講義担当は、2008年にNHKで放送された「日めくり万葉集」の監修をされていた藤原教授でした。

万葉集の講義と聞いて、古文の文法を理解しながら歌を詠むというような授業内容を勝手に想像していたのですが、藤原教授は、歌に選ばれる植物や動物等の題材(素材)に焦点を当て、その素材から当時を生きた人々のものの見方、視線、感覚などを読み取り、今の自分たちとのつながりを見つめるという独自のアプローチで研究をされており、講義内容もとてもユニークで面白いものでした。

第1回目の授業で紹介された一首。
人妻とあぜかそを言はむ 然らばか 隣の衣を借りて着なはも
(人妻と触れ合うのがダメだって何でそんなに騒ぐの?隣の家の人の服は借りたりするでしょ?)

この一首から分かることとは?

1)この時代にも人妻と触れ合うのはもってのほかという考えがあった。
2)隣の人の着物を借りる習慣があった。

理不尽な理屈で人妻に迫っているという、笑いのおきる歌。

うーん、なんだか人間味があふれていて面白いです。
古典知識皆無の私に、アレルギー反応が出ないか心配していましたが、授業初日で、ユーモアたっぷりの庶民の生活の様子が描かれている万葉の世界にすっかり惹きこまれてしまいました。

万葉集

上の一首は一つの例えとして挙げられたものですが、「万葉集には当時の人々の息づく生活が記録されていて、その人の見ていた風景、暮らしぶりを見ることができます。歌の良し悪しではなく、その背景にあるものに価値があり、それは万葉集だけに見られる特徴です」

というのが講義を通じてのメインテーマでした。

講義はとっても面白かったのですが、テストは授業に出てきた万葉集の歌から約30首を丸暗記するという、かなりハードなものでした。
年齢と共にすっかり記憶力が低下しているのと、古文はさっぱりなのとで、四苦八苦。
悲鳴をあげながらテスト勉強し、結果は……なんとかすれすれ合格でした。

【万葉集豆知識】
4516首ある万葉集のうち:
植物が詠まれている歌は1500~2000以上
動物が詠まれている歌は約1000
哺乳類で最も詠まれているのは馬、次いで鹿、猪
鳥類で最も詠まれているのはホトトギス、次いで雁、ウグイス


大字かな研究会を開催しました

12月1日(日)、あざみ野メロンディア講堂にて大字かな研究会が開催されました。

大字研究会は、仮名と漢字それぞれ年1回行われます。
清和書道会恒例行事の一つで、参加費は3500円です。
初心者ではなくある程度経験のある方を対象としていますが、どなたでも参加することができます。

講師に副会長の齋藤美子先生と楢原萌春先生をお迎えし、助講師に常任理事の児玉春泉先生と加藤絳雪先生をお迎えしました。

今回は、38名の方が参加されました。
講師の先生方には各人2回添削して頂き、また、助講師の先生方には巡回指導して頂きました

2013.12.01大字かな研究会

研究会は13時から17時の4時間でしたが、始めと終わりとの作品を比べると、皆さん格段に進歩されていらっしゃいました。 

国立博物館特別展~京都 洛中洛外図と障壁画の美~

10月8日から開催されていた東京国立博物館の特別展「京都」。行こう行こうと思っていたらつい日が経ち、気が付いたらもう12月。最終日の12月1日、上野に出かけていきました。

東京国立博物館の門をくぐると、広い敷地内の正面に和洋折衷の大きな本館、左手に青いドームの麦慶館が目に飛び込んできて、いつも異空間に入り込んだ不思議な気持ちになります。

この日も気持ちのいい秋晴れ。麦慶館前の銀杏がきれいです。

銀杏

重要文化財に指定されている麦慶館内部のドーム天井もすてきです。

表慶館

イギリスでは大英博物館やテートギャラリーなどを始め、博物館や美術館の館内スペースを一般に貸し出し、ケータリング会社と提携して、企業イベントや結婚式など様々なレセプションをよく開催するのですが、シャンパングラス片手に、名画の前や、装飾がすばらしい歴史的建造物内のスペースでソーシャライズするのはなかなか優雅な気分になります。明治に建てられたこの表慶館も、天井が高くて、内部のスペースも広々しているので、企業レセプションや結婚式のレセプションにはかなり好条件なのになーと思いながら見学。館内は現在休憩スペースとして開放されています。

肝心の特別展ですが、最終日ということもあってすごい人でした。
大々的に広告が打たれていた洛中洛外図屏風の前は特にすごい人だかり。美しい色彩の屏風には、戦国末期から江戸初期の人々の様子が表情まで細かく活き活きと描かれていて素晴らしいのですが、まず屏風にたどり着くまでに長い行列で、やっとたどり着いたと思ったら、今度は少しでも立ち止まると「立ち止まらないでください!」と係員に怒られるので全然ゆっくり見ることができませんでした……。

屏風

屏風はゆっくり見ることができませんでしたが、今回の特別展は通常の展示と少し違うのが面白かったです。宣伝広告では洛中洛外図屏風にばかりスポットが当たっていましたが、「戦国末期から江戸初期の京都」をテーマに、屏風の細部を展示室の壁面をいっぱいに使って大型スクリーンに表示したり、最新の映像技術や音響設備を駆使して四季折々の龍安寺の石庭を再現した展示室を作ったり、二条城の障壁画を展示物としてただ見せるのではなく城内の空間として再現する工夫がされていたり、芸術作品の展示のみに焦点を合わせるというより、画像や音響も織り交ぜ、ミュージアムエデュケーションを意識した展示であったように思います。

龍安寺スクリーン

東京国立博物館は金曜の夜は遅くまで開館しているので、平日仕事がある方は、人気のある特別展に行く時は金曜の夜がおすすめです。

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清和書道会は、書道の研究と普及を目的として、昭和24年に書家の植村和堂によって創設された書道会です。清和書道会HPはこちら

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