2014-11

漢字昇級・昇段試験と般若心経-Part2(11月22日の続き)

漢字昇級・昇段試験のために般若心経を書き始めて約2週間。
ぎりぎり滑り込みセーフで、(合格するかしないかは別にして)取りあえず提出課題が完成しました!

1行書くのに、大体15分くらいかかりました。
肩こり、半端ありません。

あまり時間がなかったので、半紙に3度ほど通しで書いて練習をして、本番用の黄檗紙(おうばくし:写経に用いる、キハダで染めた黄色の紙)に清書しました。

般若心経1

この黄檗紙、一枚900円もします。
絶対失敗するに決まってるし、下手くそが書くのは本当にもったいないお値段です。
かなり躊躇しましたが、この紙に書くという決まりがあるので仕方がありません。
ガチガチになりながらの清書です。

1枚目は力が入りすぎて、おまけに枠からはみ出て失敗。
2枚目は筆の調子が悪くて(道具にせいにするという、初心者にありがちなパターン)イマイチ。
3枚目を提出することにしました。

般若心経3

出来はともかく、やるだけやりきった感に、すでに年末を迎えた気分です。

酉の市

天気のよかった三連休。
せっかく晴れているのに般若心経ばっかり書いていても滅入るので、遊ぶ時は目いっぱい遊ぶ!という日ごろの方針(?)を実行すべく、大森の酉の市に行ってきました。

屋台もずらりと出ていて、楽しい雰囲気が満載です。
私が子どものころにはなかったケバブ屋台がいくつもあったのが新鮮でした。

酉の市3

キッチュな飾りが満載の熊手はいつ見ても心惹かれます。
商売してないし、飾る場所もないけど、見るといつも欲しくなります。

酉の市

鮮やかな色使いや、ユーモラスな人形など、ペルーの箱型祭壇と雰囲気的に共通点が多いような気がして面白いなと思います。

ペルーの箱型祭壇
ペルー箱型祭壇

楽天で売ってる↓(酉の市の熊手と同じく、見るといつも欲しくなる)
http://item.rakuten.co.jp/dreampedlar/pe-039/

来年の干支の羊が飾られた熊手(こちらは50万円也)。
酉の市5

酉の市の活気溢れる雰囲気も楽しくて大好きです。
酉の市4

お参りする人の列もずらり。
酉の市7

こういう日本の伝統行事にすごく興味があるので、今はなかなか時間がとれないけれど、いつかフィールドワークをしてみたいです。古くから伝えられてきた庶民の文化を題材にした書画作品が作れたら楽しいだろうなと思っています。

漢字昇級・昇段試験と般若心経

今月末は、漢字昇級・昇段試験課題の提出が締め切りです。

現在の清和書道会では、昇級・昇段は下記のようなシステムになっています。

競書(10級~初段)→本部に課題(機関紙に載っているものでも、自分の好きなものでも、何でも可)を提出し、合格すると昇級。審査は毎月あるので、一年中提出できます。

昇級・昇段試験→毎月の競書とは別に、年一度だけの試験。(仮名と漢字それぞれ一度ずつ)。段保持者はこれを受けないと昇段できません(つまり、段は一年に一つづつしか上がらないことになります)。級保持者にとっては毎月の競書にプラスしてさらに昇級できるボーナスチャンス。

私は現在1級なので、昇級試験に合格できれば、晴れて初段に!

ということで、8月くらいから課題提出の準備をすすめ、先月には提出課題を完成させ一息ついていたのですが、つい先週、「今月の競書で、初段になってたわよ!おめでとう!」と先生から連絡がありました。

初段になれたのは嬉しいけれど、困ったことが一つ……。

というのも、初段からは提出課題が1級までと異なり、初めからやり直さなくてはいけないのです。しかも半切課題にプラスして、般若心経も揮毫しなくてはいけません。

般若心経……。
見たことはあるけど、書いたことは一度もなく(-"-;A
(細字の筆で漢字を書いたことは、自分の名前くらい)

今年は諦めようかと思いましたが、先生に背中を押され、ぎりぎりまでやってみることになりました。

頭の中で、(大丈夫か?)というエコーが鳴り響いていますが、〆切までの数日でどこまでできるか、チャレンジ中。

初般若心経。
無茶苦茶な出来ですが、数年後に見返してみたら面白いだろうなーと思い、記念にパチリ。
どんなに下手くそでも、全部書くとなかなか達成感があります。

般若心経

それにしても般若心経、目はしょぼしょぼするし、肩は凝るし、腰は痛いし、同じ字の繰り返しでわけが分からなくなるし、若輩者の私にとってはザ・苦行です。書きながら心を落ち着かせる境地に至るには、まだまだ先になりそうです。

漢字勉強会が開催されました

11月9日(日)、文京区民センターにて漢字勉強会が開催されました。
講師には、創玄書道会の佐伯覚明先生と、清和書道会常任理事の高田芳春先生をお迎えしました。

漢字勉強会2014年11月2

今回のテーマは、「かな作品に活かせる漢字の線」であったため、『懐素自叙帖』(唐時代の書家、懐素による777年の草書)を半切に横書きする勉強をしました。

佐伯先生より、臨書の心得と自叙帖について、下記のアドバイスがありました:

* 伝統のかなに新しい感覚を取り入れるには、漢字の線を取り入れるとよい。
* 線が命といわれるが、なかなか難しい。最初は好きな形を真似するとよい。やがて線もついてくる。
* かなに合う漢字の古典と言うと、王義之の草書、王鐸の草書、良寛、光悦、佐理、空海などがよい。
* 自分の体の中に多くのひき出しを持つこと。
* 懐素の自叙帖は円運動が多い。アクセントは強くない。線の太細はあまりない。硬めの筆が良い。
* 草書の場合はあまりにじまない紙がよい。

レクチャーの後は、参加者各々が、練習に取り組みました。

漢字勉強会2014年11月

今月の水墨画教室

一昨年から書道と一緒に水墨画も始め、現在お教室に通っています。
週末の月1回、4時間授業です。

毎月課題が出て、先生が描き方を説明してくれた後、授業中に練習します。
課題を清書したものや、応用して描いたものを翌月の授業で提出し、合格すると印がもらえ、24個の課題をクリアすると、上級クラスに進むことができます。

今回の提出物のテーマは「自分でスケッチした建物のある風景」。

スケッチしに行く時間がなかったので、今まで自分が訪れたところの写真から面白そうなものをピックアップして、イランの遺跡を描いてみることにしました。

イラン遺跡2

墨で描いてみたらこんな感じ↓

イラン遺跡水墨画


奇妙な巨大蟻の巣みたいになってしまいましたが、もっと細かく陰影や模様をつけて、横長の巻物みたいなのを描いたら面白いかもしれないです。

そして、今回の授業のテーマは「雪の古民家」。
片隈法という手法を使って、雪山と雪の空を表現します。

使うのは、こちらの刷毛。
全体に薄墨を含ませ、刷毛の片側に濃い墨を少しつけ、ならしてから、なだらかにカーブを付けて紙に刷毛を滑らせます。
はけ

課題のプリント
雪の古民家

授業中に描いたもの↓
雪の余白部分を大き目に作って、童謡や民謡の歌詞を書いてみたりしたら、絵本風になって可愛いかも。
雪の古民家2

こんなのを「書/描」いてみたいという作品のアイディアはたくさん浮かぶのですが、何せ書も墨絵も技術が追いつかないのが悲しいところ…。地道な練習あるのみですね。

来月の授業で、上の課題を清書したものを提出し、合格したら次のステップです。
次回の課題は「自分でスケッチした風景」。奇妙な蟻の巣シリーズの続きで、カッパドキアの岩を描いてみようかなと思案中。楽しみです。

アートイベント

銀座4丁目の名古屋商工会館にて、11月9日まで"The Mirror"というアートイベントが開催中です。

the mirror

http://the-mirror-ginza.com/outline/

銀座駅を降りてすぐ、和光近くの通りに建つ名古屋商工会館は、レトロな雰囲気たっぷりのすてきな建物ですが、残念ながら取り壊しが決まっているそうです。

the mirror2

会期中は、その取り壊しになる直前の5階建てビル全部を使って、現代アート、建築、デザインなど様々な分野で活躍中のアーティストたちの作品を展示したり、参加アーティストたちを招いたレクチャーなどが開催されています。完全予約制で事前にチケットを購入した人しか入れないというシステムのため、混みあうことがなく、ゆっくりと作品を鑑賞したり、アートスペースを体感したりすることができます。

ビルの一部屋一部屋が展示室になっています。

the mirror3

the mirror4

昭和レトロなドアや、フローリングの床など、とても趣のある空間に、現代アートの作品が不思議と調和しています。

名和晃平さんの作品
the mirror5

土屋公雄さんの作品。
会議室の天井から、椅子がいくつもぶら下がっています。
the mirror5

渡辺元佳さんの作品。
the mirror10

流麻二果さんの作品
the mirror6

アートな空間の本屋さんもオープンしています。
「おー!これは読んでみたい!」という、個人的に萌え萌えなマニアックな本がずらり。

the mirror7

今回は、前にアトリエで一緒だった画家のフランシス慎吾さんがレクチャーに登場するとのことだったので、その日にあわせてチケットを予約してみました。

同じく画家の堂本右美さんとのジョイントレクチャーで、司会はイベントを総合プロディースされた清水敏男さんです。

the mirror8

レクチャーが行われた部屋には慎吾さんの絵が一面に飾られていました。彼の作品における色は、描いた時の自分の感情を表現しているそうです。

the mirror8

「ミニマリズムを通じ、70年代に絵の可能性は行きつくところまで行った。私たちはそこからスタートしている」とレクチャー中に話がありましたが、「絵は死んでいないと思う」という慎吾さんの言葉が心に残りました。

そして、今回も面白い書を発見しました!
以前、国立新美術館の毎日展で出会ったミロの書も衝撃でしたが、今回の書もかなりインパクト大でした。

ウッディ・アレン書 「おいしい生活」(1982年)

the mirror9

糸井重里さんによるキャッチコピーで、アートディレクターの浅葉克己さんが手がけた西武百貨店のポスターに使われた作品です。

作品をじっくり鑑賞するというだけでなく、空間そのものを体感するという作品も多く、イベントスペースそのものがとても魅力的な展覧会でした。

アクセスも便利なので、現代アートにご興味のある方はぜひ。ただし、チケットは事前に購入しないと入れないのでご注意下さい。

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清和書道会は、書道の研究と普及を目的として、昭和24年に書家の植村和堂によって創設された書道会です。清和書道会HPはこちら

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