2015-04

若冲と蕪村展@サントリー美術館

六本木のサントリー美術館にて、5月10日まで「若冲と蕪村展」が開催中です。

http://www.suntory.co.jp/sma/exhibit/2015_2/index.html

サントリー美術館は、六本木ミッドタウンガレリア3階に入っている、アクセス抜群の美術館です。
仕事が休みの平日朝一番を狙って行ったのですが、それでもかなりの人出で、今展覧会の人気の高さが伺えました。

若冲といえば、緻密な鶏の絵を思い浮かべる方も多いと思いますが、この展覧会ではかなり濃密でバラエティー豊富な若冲に出会うことができます。

技術力の高さは超人級!
筆と墨を自由自在に操る天才です。
若冲

こちらは、にじみを上手く利用した筋目描きという手法を駆使しています。写真だと分かりづらいかもしれませんが、筋目描きを用いて、龍のウロコの細かい部分を表現しています。
若冲1

そして若冲の魅力は、内側から迫ってくる圧倒的なパワーです。
若冲2

また、何より今回感じたのは、その技術力と精神的パワーに加え、抜群にユニークかつ洗練されたセンス!
どの絵もとってもお洒落です。

若冲4

若冲5

若冲6

そしてこんな可愛い絵も。
若冲7

同じ天才でも、緊張感がみなぎる若冲の絵とは対照的に、蕪村の絵はユーモラスで温もりのあるものが多いです。
蕪村の絵をみて「可愛いわね」と友人たちと盛り上がっていたり、思わず見る人が笑顔になっていたり。

蕪村2

蕪村3

鑑賞する人をほっこり、にっこりさせる絵がたくさん。
蕪村

私が特にいいなと思ったのはこちらの絵。
蕪村5

鳥と花と空と書。
空間が美しいです。

全く違う個性を持った二人の天才画家の作品をたっぷり堪能できるすばらしい展覧会です。
美術館の周りはお洒落なお店やレストランに囲まれていて、鑑賞ついでに色々楽しむこともできます。
ゴールデンウィーク中も開催しているので、ご興味ある方はぜひ。

毎日展の特訓@秦野

今年も7月に開催される毎日書道展。
http://www.mainichishodo.org/

当会書道会内での作品提出〆切は4月19日でした。

私は細字の作品をすでに完成させていたので一安心していたのですが、4月に入り、先生より「二六(にろく=60.6cm×181.8cm)の作品も提出しましょう」という恐ろしい一言が。。。先月の昇段試験で書いた半切(34.8cm×136.3cm)が今まで書いた一番大きな紙だったので、今回は辞退する気満々だったのですが、「大丈夫よ!」というに言葉におされ、急きょ特訓することになりました(^^;)。

私が普段平日の夜に通っている先生のお教室は赤坂なのですが、週末は秦野で開催されているので、土曜日に秦野へ行ってきました。東京からだとけっこう遠い(2時間くらい)ですが、山に囲まれたのどかな景色が広がり、空気がおいしいです:)

お教室も広々としています。
秦野教室

小学生から大人まで、幅広い年齢層の生徒さんたちが通われいています。
今年大学を卒業したばかりの会社員の方や、学校の先生などなど、社会人の方で、毎週午後早くから夜10時まで(!)熱心に稽古されているという方が何人もいらっしゃったのが印象的でした。

こちらは中学三年生の女の子。高野切の臨書に取り組んでいました。
秦野教室2

こういう若い世代の人たちが日本の古典文化を熱心に勉強しているのを見るのは本当に頼もしい限りです。自分もたくさんエネルギーをもらいました。

そして肝心の特訓は……。大きな紙に書くのは、慣れてないとかなり足腰がキツイです💦
作品完成まで数時間しかないので、「昇段試験の課題(半切)と同じ和歌をそのまま二六に書く」というのをひたすら練習しました。

赤坂教室は自宅で練習したものを持参して添削してもらっていますが、ここでは書く度に先生に添削してもらえるので、どこを直したらよいのかが明確なのがすごくよかったです。筆や墨の使い方、余白の作り方などなど、新たに学ぶことがたくさんありました。そして何より、他の生徒さんたちがその場で書いている作品を見ることができるのはとてもよい勉強になりました。

タイムリミットの22時までになんとかOKをもらい、、、よたよたしながら帰路に着きました。
秦野教室3




かな部昇段試験と水墨画基礎クラス

先月末に課題〆切のかな部昇段試験の審査が終わり、無事2段に合格することができました(^ ^)
これで、漢字2段とかな2段になったので、師範試験受験資格がもらえることになり(清和の師範試験を受験するには、漢字とかなで2段を取っていることが条件になります)、目標に一歩近づくことができました。自分の中の目標は、書道を始めて5年で師範合格なので、あと3年!

そして先週は、水墨画のクラスで基礎課題を全てクリアすることができたので、講師資格をもらうことができました。
次は師範が取得できる上級クラスへ進むことができるので、こちらもかなりハードルが高いですが、目標は3年で卒業です。
講師資格取得後の始めの一歩として、6月に国立新美術館にて開催される国際公募展で行われる無料体験水墨画レッスンの講師をさせて頂くことになりました。毎年外国人の方もたくさんいらっしゃるとのことで、楽しく体験授業ができたらいいと思います。
http://www.sumi-e.tokyo/info.html

ネイルと墨汁

ネイル雑誌に載っていた写真。

ネイル

墨汁?!

ネイル2

濃淡がつけやすいので、細かい黒い線は墨汁で描いているとのことです。
全然知りませんでしたが、ネイルのペイントアートで墨汁を使って描くことがあるんですね。

これとかすごい!↓
http://www.suzietaga.com/gallery_lace06.html

墨を使ったアートと意外なところで出会い、新たな発見でした。

グリゴーロのコンサート

世界を代表するテノール歌手、ヴィットーリオ・グリゴーロのコンサートに行ってきました。
前回のブログで書きましたが、METライブビューイングのホフマン物語であまりにも感激したので実際の声を聞いてみたくなり、会場に足を運びました。生の声は期待以上にすばらしく、その美声と迫力と感情の渦に圧倒され、鳥肌が立ちました。

grigolo

歌がすばらしかったのはもちろんなのですが、プラスですごかったのは、聴衆を楽しませようとするサービス精神。もうこれが半端ありませんでした。ステージ上で踊るわ、観客に花は投げるわ、ステージから下りて観客席で歌うわ、アンコールは「まだ歌ってくれるの!」というくらい何度も何度もステージに現れるわ、お客さんが「ヴィットーリオ、オーソレミオ歌って!」とリクエストしたらそれに応えて大熱唱してくれるわ、しまいには勢い余ってスライディングポーズでステージに現れ、文字通りステージ上を駆け回っていました。世界中の名だたるオペラハウスから引っ張りだこの超売れっ子一流歌手が、そこまでやってくれるのか!と、ただただ驚くばかり。

上のジャケット写真は紳士っぽいですが、実際はこんなヤンチャな雰囲気のが近い(youtubeのインタビュー動画より)↓

grigolo2

翌日の日経新聞のインタビュー記事に、「オペラの聴衆の高齢化が進んでいる。カリスマ性のある若いメッセージを発していくべきだ。若年層とコミュニケーションをとるたえには何でもする。その上で、オペラの美しさ、過去の偉大な音楽作品のすばらしさを伝えたい」とありました。

観客を楽しませようとする精神や、若い世代にオペラのすばらしさを伝えたいという熱い思い--。天才歌手としての才能だけでなく、その情熱がすばらしいです。あのノリノリロック歌手ばりのステージは、観客を喜ばせようとするエンターテイナーという以上に、とても大切なことを教えてくれていると思いました。

映画「ディオールと私」と、「METライブビューイング」

最近見た映画を2つご紹介。

1つ目は渋谷文化村で公開中の「ディオールと私」。
メンズのデザイナーとしていて活躍していたラフ・シモンズが、ディオールのクリエイティブ・ディレクターに就任し、コレクションを発表するまでの8週間を描いたドキュメンタリー映画です。

http://www.bunkamura.co.jp/cinema/lineup/15_dior.html

Dior

ラフ・シモンズ。
http://www.fashion-press.net/brands/43

コラムニストの高野麻衣さんが、「はかり知れないエネルギーをもらう」、「驚くほど魅力的な“音楽映画”であり、“仕事映画”だった」、とご自身のブログで語られていますが、深く共感。

http://bequiet.tv/a-e/337-225#.VRGEPUMCEP0.facebook

単なるファッション業界のパリコレまでの裏方を描いたドキュメンタリーではなく、映像からは、繊細で芸術家気質のラフシモンズ、右腕となって彼を支えるピーター、自分の技術に誇りをもって働くアトリエの職人さんたち、それぞれの仕事への情熱が伝わってきて、感動を与えてくれます。ラストのラフシモンズの表情には、私もうるっときてしまいました。

「毎日アートを見るようにしている」と言っていたラフシモンズ。絵画などからインスピレーションをもらって自分の作品にしていましたが、自分でも「これだ!」と感じるアンテナが常に錆びつかないようにしていたいなと思いました。

会場の壁を花でいっぱいにしようと言ったラフシモンズのアイディアで、コレクション会場の壁は花一面。モデルさんが着ているのは、画家スターリングルビーの作品が生地になったドレス。
Dior2

2つ目の映画は、METライブビューイング。
http://www.shochiku.co.jp/met/

ニューヨークのメトロポリタン歌劇場で上演されるそのシーズンのオペラを見ることができます。
シャガールの壁画で有名なメトロポリタン歌劇場。キャストや舞台も毎回豪華で、一度は行ってみたいオペラハウスです。ニューヨークは遠いし、チケットは高いし、実際に行くのはなかなか難しいですが、通年上映されるこのプログラムでは、身近にいつでもスクリーンで楽しむことができるのが魅力です。

私が見たのは、オッフェンバックのホフマン物語。
http://met-live.blogspot.jp/2015/02/video20150219.html

MET

幻想的な舞台に引き込まれ、演出、舞台美術、歌手、全部があまりにすばらしく、見終わった後はしばらく放心状態でした。
若手養成プログラム卒業の、若手実力派をどんどん大役に起用するのもMETのいいところ。今回のミューズ役のケイト・リンジーや、機械人形のオランピア役のエリン・モーリーも目が離せませんでした。そして、主役ホフマンのグリゴーロは圧巻の一言!パヴァロッティの再来と言われていますが、声が見事なのはもちろん、見た目もわりとカッコいい(ホフマン役の時は、俳優の山田孝之さんにどことなく似ていた気が…)。

グリゴーロ

今週は日本初来日リサイタルも開催される予定です。ご興味ある方は、来週金曜日のチケットがまだあるようです↓

http://eplus.jp/sys/T1U14P002141713P0050001

3月末〆切課題の提出(水墨画編)

この時期は、かな昇段試験課題提出、毎日展の〆切だけでなく、私が通っている国際墨画会の公募展作品〆切の時期でもあります。年明けからは、もうぜえぜえ通り越して、道端でひっくり返ってそのままのびてしまいそうでしたが、こちらもなんとかぎりぎり無事完成して、提出することができました(v^∇^)v

以前からクロッキーの線を墨と筆で表現してみたいと思っていたので、今年は、実家の庭に住み着いていた半野良のちびのクロッキーを題材に作品を作ってみることにしました。

ちび

ちび2

ちび3

ただ猫を並べても面白くないので、クロッキーを元に、何か面白いデザインで作品を作れないか考えていた時、落語の「猫の皿」という小話と出会いました。

http://senjiyose.cocolog-nifty.com/fullface/2005/05/post_1be2.html

https://www.youtube.com/watch?v=CwZ4aacAsAg

古美術商が掘り出し物を探していた時、田舎の茶屋の主人が、絵高麗の梅鉢という高価な茶碗で猫に餌をあげているのを見て、なんとか安く手に入れようと悪知恵を働かせる小噺です。

全然深い意味はないのですが、なんとなく「これだ」と思い、お皿に猫を描いてみることにしました。
絵高麗の梅鉢の実物は見たことがなかったので、ネットで検索。
ちゃんと調べたわけではないので本当はどんな器なのかは分からないのですが、それらしきものの画像を参考に、模様をお皿に描いてみいました。猫は、鉛筆で描いた時のような自由な線がなかなか出せず、満足のいくものになるにはまだまだ時間がかかりそうですが、一応今回はこれで完成。

猫の皿2

このままだと展示はできないので、次は和紙を裏打ちしてもらい、軸装が額装にしてもらう必要があります。

今回は、軸装ではなく、額装にすることにしました。
昨年は表具屋さんに全ておまかせだったので、今年はマットと額、サイズなど、全部自分で選ぼうと、渋谷のウエマツさんへ額選びに行きました。

ウエマツさんは、渋谷のヒカリエ近くにある画材屋さんです。

ウエマツ

額もたくさんあって、本当に迷います!
ウエマツ2

色は黒と決めていたので、黒から好みのものをいくつか選びます。モダンな雰囲気の出るものとどちらにしようか最後まで迷いましたが、最終的には和洋折衷のややレトロな雰囲気を出すべく、下の写真で一番上のアンティーク調のものにしてみました。
ウエマツ3

マットの種類も、紙質から色、本当にバラエティーが豊富で迷いますが、今回はシンプルにクリームに近い白にしました。

できあがったのがこちら。写真だと分かりづらいですが、額の内側に彫刻が入っています。
猫の皿

2点目は、中国工筆画の技法を使って書いた、以前旅行したスーダンで出会った女の子。
こちらはシンプルな額装にしました。
工筆画作品

次回は、画賛も入れて、書画一体になった作品を作るのが目標です。

3月末〆切課題の提出

2月に書いたブログ記事の、かな部昇級・昇段試験の課題。
http://seiwashodo.blog.fc2.com/blog-entry-153.html

3月末の提出〆切、なんとか間に合い、提出することができました。

半切和歌の課題。
この中から一つ先生に選んでもらい、提出。
2015かな昇段試験

こちらはもう一つの課題で、高野切第三種の臨書。
2015かな昇段試験2

3月の競書で初段に上がったので、今回の昇段試験に合格することができれば、晴れて2段。
不合格ならば、来年のこの時期に、2段を目指してまた昇段試験を受けることになります。

漢字昇段試験で前回2段を取れたので、今回かなで2段を取れれば、師範試験の受験資格がもらえます。
(清和では、漢字とかなで2段を取得すると、師範試験の受験資格がもらえます)。

清和の師範試験かなりレベルが高いとのことなので、合格するにはここからさらに数年の勉強が必要ですが、なにはともあれここからが師範コースのスタートになります。

そして、下のリンクは年明けに書いた、毎日展作品に関する記事。
http://seiwashodo.blog.fc2.com/blog-entry-146.html

こちらもなんとか高野切第一種の臨書が〆切までに完成しました(ノ^-^)

ぜえぜえ言いながらもようやく〆切を終えて、無事桜の季節を迎えることができました。
これで心置きなくお花見(酒盛り)三昧♪

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