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2018-08

東京国立博物館・和堂コレクション観覧ツアー

当会創立者の植村和堂先生は、古筆収集家としても知られていました。
膨大な数のコレクションのうち、文化財として特に貴重なものが数十点、東京国立博物館に寄贈されています。

国立博物館の壁面にある寄贈者一覧 
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書道会によっては、自身で保管しているコレクションを、勉強会やイベントの際に会員や一般に公開したりしてるケースが見られます。

博物館に寄贈された場合、それを会の皆にも見せてもらうことはできないものだろうか?と前々から願っていたのですが、博物館の方にお願いしてみたところ、観覧会の開催を快諾頂きました!

観覧ツアーは、8月未明、東京国立博物館本館の地下で行われました。
学芸員の方に、会場まで案内して頂きました。

裏の扉から入り、
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2トンの重量に耐えられるというエレベーターで地下におります。
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昭和レトロな雰囲気の漂う、長い廊下が続きます。
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鑑賞会が行われた部屋。
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寄贈品の中から、観覧を希望した古筆が並べられていました。
今回は、11世紀から13世紀のものを中心に、7点鑑賞します。

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学芸員の方が、一つ一つ壁にかけてくださいます。

古今和歌集巻20断簡(関戸本) 伝藤原行成筆 平安時代 11世紀

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仮名書道をやっている人ならば必ず臨書する関戸本。
ガラスケース越しではなく、目と鼻の先でじっくり鑑賞することができるので、墨の色や線質、紙の質感など、直に感じることができます。平安時代のものなのに、墨の色が全く褪せていなくて、本当に美しいです。

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拾遺抄切 伝藤原公任筆 平安時代 11世紀

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紙には雲母が引いてあり、光を当ててみると、表面がきらきら光ります。

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針切 伝藤原行成筆 平安時代 11~12世紀
小さくて細かい字ですが、筆遣いが鋭く、エネルギーを感じる作品です。
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軸に使われている布も凝っています。室町時代のころの布だそうです。
古筆鑑賞は軸も含めて鑑賞する面白さがあるので、是非軸装にも注目してほしいと、使用されている生地や軸の決まりごとなどに関して学芸員の方が色々説明して下さいました。

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古今和歌集断簡 藤原定実筆 平安時代 12世紀
料紙に蝋箋が用いられています。

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古今和歌集(通切) 【重要美術品】伝藤原佐理筆 平安時代 12世紀
重要美術品とは、昭和はじめの制度で、国外に貴重な美術品が流出しないように指定されたものとのことでした。

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昭和18年に指定されたもののようです。巻物と一緒に入っていた書類。
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こちらも一緒に箱に入っていたハガキ。古物商から植村和堂宛のハガキで、「120円で買いませんか?」と書いてあります。

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記録切 藤原定家筆 鎌倉時代 13世紀
藤原定家の日記断簡。
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御文庫切
藤原家良筆 鎌倉時代 13世紀

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学芸員の方にご説明を頂きつつ、2時間くらいじっくりと至近距離で鑑賞することができ、古筆を肌で感じる、すばらしい体験をすることができました。

急に決まったツアーではありましたが、この貴重な機会、これからの書道会を担っていく会の若手の方たちにも経験して頂きたい!と思い、若手書家の方たちにも希望を募ってはいたのですが、あいにく組まれた日程が平日ということもあったため、今回は参加できた方が僅少だったのが残念ではありましたが、幸いにもまたこのような観覧の場を設けて頂けるとのことでしたので、次回は少しでも多くの方が参加できたらいいなと思います。

2018年 毎日書道展受賞作品

2018年の、当会毎日書道展受賞作品を掲載致します。

会員賞
岡崎爽峰
1岡崎爽峰

毎日賞

竹谷香霞
2竹谷香霞

村上 惠
3村上 惠

秀作賞

大沼爽暎
4大沼爽暎

大住光芳
5大住光芳

荻野紅竹
6荻野紅竹

志村君子
7志村君子

加濃里枝
8加濃里枝

松岡緑風
9松岡緑風

佳作賞

有可具子
10有可具子

磯部清華
11磯部清華

大井夏子
12大井夏子

川畑琴舟
13川畑琴舟

坂井静光
14坂井静光

坂元久美子
15坂元久美子

坂本光珠
16坂本光珠

酒巻裕亮
17酒巻裕亮

鈴木明堂
18鈴木明堂

頓所芳梢
19頓所芳梢

三澤和芳
20三澤和芳

望月祐也
21望月祐也

U23新鋭賞

山口 藍
22山口 藍



8月事務局だより

711日から85日まで毎日書道展が行われましたが、本会も会員賞1名、毎日賞2名、秀作賞6名、佳作賞12名、U-23新鋭賞1名総計22名の方が受賞しました。それに笠原和爽先生と楢原萠春先生が長年にわたって毎日書道展に多大の貢献をしたということで、毎日書道展功労者表彰を受けられました。


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22()アリスアクアガーゲン銀座において恒例の毎日展懇親会が行われました。佐藤浩苑常任理事の司会により会長、当番審査員のお話の後、受賞者が登壇し、会長からお祝いの花束をおくられました。その後受賞者が喜びに言葉を述べ、和やかな会食となりました。

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714日 会員賞を受賞した人の席上揮毫がありました。本会の岡崎爽峰氏は「かな」部門で選ばれ、代表して席上揮毫を行いました。


岡崎爽峰席上揮毫1


岡崎爽峰席上揮毫2


(植村正記)

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清和書道会は、書道の研究と普及を目的として、昭和24年に書家の植村和堂によって創設された書道会です。清和書道会HPはこちら

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