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2018-10

清和展でのイベント~若手メンバーによる書道パフォーマンス~

今年の第七十回「清和書展」では、特別揮毫「大きく書いてみよう!」を行います。中学生、高校生、大学生などの若手を中心に、書道パフォーマンスを行うというものです。12月15日の本番に向けて、8月7日に参加メンバーが集まり、練習会を行いました。その様子をご紹介します。

清和書展では初の試みですので、まずはどんな内容にするかを話し合っていきました。学生部の授賞式の後に行うので、子どもたちも見て楽しめる内容にしたいと考え、アイディアを出し合いました。その結果、「曲に合わせてその歌詞を書く」というパフォーマンスをすることになりました。曲は、多くの子どもたちが知っている、アニメの主題歌になりました。何の曲かは当日のお楽しみです。

パフォーマンス

歌詞を漢字かな交じり文で二×六の紙に書いていきます。漢字かな交じり文を書くこと自体が初めてというメンバーがほとんどでしたので、始めはどのように書くかとまどっていました。しかし、筆を二本持って書いてみたり、どの言葉を中心に書きたいかを考えて、様々な構成を試したりしているうちに、思い切って大きな動きで書けるようになってきました。曲に合わせて書く練習もし、この日の練習を終えました。今は、本番に向けて、各自練習を重ねているところです。

パフォーマンス2


今回の特別揮毫に向けては、練習用紙を多くの先生方に提供していただきました。本当にありがとうございました。参加メンバー一同、がんばって練習していますので、ぜひご覧いただき、楽しんでいただければと思います。


 (鈴木浩清記)

 

2018上野アーティストプロジェクト「見る、知る、感じる、現代の書」展

今年の10月に銀座セントラルミュージアムで開催された「書道芸術院秋季展」より、千葉蒼玄先生の作品「Labyrinth」。

100人が観たら、100通りの感じ方があると思いますが、何に見えますか?

IMG_5908

私には、塊をカポッと二つに割って開いた断面図みたいに見えました。
塊は、ある宇宙や異次元世界が凝縮されたもので、右のごつごつとした模様はその世界を覆っている外側の殻、左は宇宙の中身で古代人が踊ってるみたいなかんじです。

現代書はあまり馴染みのない方も多いと思いますが、既成概念にとらわれない様々な表現があるので、書道に詳しくない人でもアートを鑑賞する感覚で、作品を直に感じることができます。

11月18日から1月6日まで、上野の東京都美術館で、「上野アーティストプロジェクト2018~見る、知る、感じる、現代の書」展が開催されるので、現代書を鑑賞してみたい方にはぜひおすすめです。

「見る、知る、感じる、現代の書」展

2018_uenoartistproject_l

上述の千葉蒼玄先生も出品されます。
震災後の2013年に発表された作品「鎮魂と復活」のバージョンアップバージョンが展示予定とのことです。「鎮魂と復活」は、津波を表現した壮大な作品です。震災に関する新聞の記事から拾った文字で壁面が埋め尽くされています。

2013年 鎮魂と復活

IMG_5897


言語脳科学者の酒井邦嘉数氏が、2013年に「鎮魂と復活」を鑑賞した時のコメントを寄せているので、抜粋します。(『芸術を創る脳』東京大学出版会発行より)

「千葉さんは石巻市在住で、2011年の東日本大震災による津波で被災されました。作品を近くで見ると、震災に関する当時の新聞記事が、右から左へ、左から右へと、すべて墨で書き取られていて、全景が大きな波のようになっているのです。壮大なモニュメント(記念碑)です。

私はこの作品を前にして、自然と涙が溢れてきました。そこには、痛ましい震災の記事に目を背けることなく向き合い、人々に鎮魂の祈りを捧げ、そして創作に徹することで自らを奮い立たせようとする作者の姿が、はっきりと目に浮かんだからです~省略~こうした素晴らしい作品を「前衛」という枠で語ろうとすることに、私は疑問を感じました。現代の書は、文字性を失った絵画に近づいているということがよく非難されます。そして、書は芸術であるが美術ではないといった明治時代からの論争も根強くあります。なぜ、芸術を愛する人々が共通項で語ろうとしないのでしょうか」

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清和書道会は、書道の研究と普及を目的として、昭和24年に書家の植村和堂によって創設された書道会です。清和書道会HPはこちら

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