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2021-06

植村斉最高顧問エッセイ~引退後の、最近の様子~

清和誌7月号掲載
植村斉最高顧問エッセイ
書つれづれ 90

タイトル:コロナに負けるな

娘夫婦に大相撲五月場所を見に行こうと誘われました。東京には緊急事態宣言が出ていて、他県からの流入は控えてほしいと言われているのでどうしようか悩んだのですが、感染予防対策はしっかりされているという話だし、両国国技館までは車で連れて行ってくれるというし、お相撲は見たいし・・・・で結局行くことにしました。

国技館近くの立体駐車場をスマホで予約をしてあったとのことで、小雨の中殆ど濡れずに国技館に着き、検温と消毒を済ませて中に入りました。

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中にある相撲博物館は閉鎖されていて、売店も食料品は売っていないので客もまばらで、早々に会場に入りました。

書づれずれ90 2

椅子席は全部閉鎖されていて、4人掛けの升席も対角線上に二人で座るようになっていました。

書づれずれ903

尤も升席に二人で来るのは多くは知人・友人だと見えて対角線に座っている人は殆ど見当たらず、多くは二人並んで足を投げ出して座っていました。背中に余っている布団を当てると大層快適でした。座席内での飲食は厳禁、売店にも飲食物は売っておらず、持参したものを廊下の決められた場所で食べてくださいとのことでしたが、取り組みの最中にわざわざ廊下に出て飲食する人は殆ど居ませんでした。また観戦中もマスクをして声は出さず、応援は拍手でお願いしますと注意書きにありました。「入場券の半券は十四日間保管してください。感染者が出た場合、近くの席の客には連絡が入ります。」という注意書きもありました。 

入ったときは十両の土俵入りの最中で、十両の最初の取り組みから見ることができました。
眼鏡をかけて、配られた取り組み表を見て力士の成績を確認して、勝負が始まると眼鏡をはずして双眼鏡で土俵を見て、ここぞというところではカメラで写真を撮って、終わるとまた眼鏡をかけて次の取り組みを見て、時々双眼鏡で場内の雰囲気や昔なじみの親方衆の顔を見て、・・・・と忙しい観戦が続きました。

行ったのは十一日目。照ノ富士が全勝でトップを走り、貴景勝と遠藤が二敗で続き、優勝争いはこの三人に絞られていました。今日照ノ富士が勝つと、あと四日を残して星二つの差となり、優勝は照ノ富士の線が強まるにですが、断然有利と思われていた照ノ富士が妙義龍に敗れて貴景勝と遠藤が勝ったので星の差が一つに縮まり、優勝争いの興味が繋がりました。実際のところ照ノ富士は妙義龍を豪快に放り投げたのですが、頭を押さえつけた手が髷に触れたと判断されて反則負けを取られてしまいました。髷を引っ張るのは反則ですが、頭を押さえつけた手がたまたま髷に触ったからと言って反則負けは少々厳しすぎますが、この時の勝負審判長が照ノ富士の親方の伊勢ケ浜だったので厳しめの判断をしたのでしょうか。あるいは審判全員が千秋楽まで優勝争いを面白くしようと考えたのでしょうか。

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結果は千秋楽で相星となり、優勝決定戦で照ノ富士が貴景勝を下して大関になって初めての優勝を果たしました。

ちゃんこ料理屋は殆ど閉まっているし、今回は自重して娘夫婦の家に戻ってビールとワインを飲み、出前のお寿司で盛りあがりました。

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横浜市の高齢者向けのワクチン接種が始まり、五月二十二日に第一回目の接種をしてきました。

どうせ電話は繋がらないだろうと最初からあきらめ、ネットでコンタクトを試みたのですがこれもうまく繋がらず、結局息子に頼んで予約してもらいました。運よく私の分は第一回目が五月二十二日(土)の十時四十五分、第二回目は六月十二日(土)十時四十五分の枠が取れましたが、やはり競争は激烈だと見えて、同時に頼んだ家内の分の予約は未だ取れていません。

場所は磯子のスポーツセンターで、我が家からは車で五~六分程のところにあります。

書つれづれ905

当日は家内に車で送ってもらい、少し余裕を見て二十分前に会場に入りました。玄関を入ったエントランスに、十五分間隔で二十人ずつにグループ分けされた椅子が何組か並んでいて、私は九〇番という札を渡されて指定の席につきました。ここから逆算すると、接種が始まったのは一〇時からで、昼休みを一時間取って午後七時までの八時間労働として、一日六四〇人接種できる勘定になります。横浜には全部で十八区あり各区が同じペースで接種したとして、一日一万千五百二十人、横浜市の人口は三百七十万人ほどですから、全員に二回打ち終わるに一年以上かかる計算になります。

時間が来て、エントランスからメイン会場の中に入りました。ここにも椅子が間隔をあけてずらりと並んでいて、正面に黒いカーテンで仕切られたブースが四つあり、待つこと暫くしてブースの一つに呼び入れられました。

書つれづれ906

中には医者が座っていて、提出した予診票を見ながら問診を受けました。現在の病状、治療薬、既往症、アレルギーの有無などを聞かれ、現在エリキュース(血液をサラサラにする薬)が処方されているというのを見て、「注射の後で血が止まりにくい可能性があるので、少し長めに抑えておいてください」と注意されました。

隣のブースには看護師がいて、ここでやっとワクチン接種を受けました。テレビで見慣れている筋肉注射で、細くて長い針を垂直にぶすりと刺されましたが、いつも病院で受ける皮下注射や血液採取に比べれば全然痛くなくて拍子抜けするほどでした。

この後でバスケットボール場に案内され、「十一時二十五分までここで安静にしていること。何か異常があったら、すぐに申し出てください。」と言われました。

幸いその後全く異常はなく、注射の後も腫れたり、まして熱が出るということも全くなくて、本当にワクチンが注入されたのかと疑うほど でした。ただ二回目のほうが副反応は大きいと聞きますから、油断しないで二回目を待つことにします。

ファイザ❘社のワクチンには九十%以上の有効性があるそうですから、ワクチンを二回打ってしまえばマスクなしで電車に乗って東京にも行けるし、焼鳥屋やラーメン屋にも入れるし、楽しみです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

七月二十三日から、いよいよ東京オリンピックが始まります。開催を不安視する世論が多いようですが、IOCにも日本のオリンピック関係者にも、再延期や中止という選択肢は全く念頭になさそうです。やらないと金銭的な損失が膨大になるからなのでしょうか。

バッハ会長は、日本でいくつかのスポーツ・イベントが成功裡に行われているのでオリンピックもちゃんとやってくれるだろうと言っていますが、個別のスポーツ・イベントとオリンピックとでは、規模も参加する選手の数も全然違うし、参加者全員が厳格に規律を守る保証はなく、規律違反をした大関を出場停止にした相撲協会のような強権を、大会の組織委員会は各国の選手や関係者や取材で飛び歩くマスコミに発動できるとは思えず・・・心配です。

私的には、日本人の大部分がワクチンを接種し終わる頃を目指して、一年程度の再延期が最も妥当なように思うのですが。

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